熱エネルギーが、窓ガラスを通して温度の高い空間から低い空間へ伝わる現象を熱貫流といい、そのときに「夏の伝わりやすさ」を表す数値を夏貫流率といいます。この数値が小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能の高いガラスということです。
セキュオペアは、タタミやカーテンを汚したり、アレルギーの原因となるカビやダニを発生させる、窓の結露防止にも威力を発揮。お部屋を清潔に保ちます。たとえば、室温20℃・湿度60%の場合、一枚ガラスの窓では、外気温度が9℃でガラスに結露が発生し始めますが、セキュオペアなら−1℃になるまで結露は見られません。(その他の条件:室内自然対流、戸外風速3.5m/s)
※サッシの結露を防ぐためには、断熱性能の高いサッシのご使用をおすすめします。
お部屋に取り込む太陽エネルギーの割合を「日射熱取得率」といい、この数値が大きいほど「日射熱を取り入れて、冬暖かく過ごせるガラス」ということです。逆に窓ガラスに当たる太陽エネルギーの量を100%とした場合、お部屋に流入しない(室外にはね返す)エネルギーの比率を「日射熱カット率」といいます。この数値が大きいほど「太陽熱をカットして、冷房に効きやすい、夏涼しく過ごせるガラス」ということになります。
戸建て住宅をモデルに各種ガラスの省エネルギー性能を比較しました。夏の暑さに比べて、冬の寒さを厳しく感じる地域では、冬の日中は、日射熱を多く取り入れて暖かく、夜は室内の暖房熱を逃がさない高断熱タイプのセキュオペアが年間の暖冷房費を節約します。また夏の暑さが厳しい地域においては、窓から入る日射熱を取り込まず冷房効率を高め、冬は暖房熱を逃がさない遮断高断熱タイプのセキュオペアがおすすめです。
ドライバーを使用して、一枚ガラスとセキュオペア30をそれぞれ室外側からクレセント付近をこじ破る破損状況の比較を行いました。一枚ガラスではクレセントを回せる十分な大きさの穴が簡単に開いてしまいました。一方セキュオペア30は、ガラスは割れましたが、約0.8ミリの中間膜があるために、一枚ガラスに比べてクレセントを回せる穴を開けるまでに時間がかかりました。
冬、窓際にいると、暖かい体の表面から、窓ガラス付近の冷気に熱を奪われ、寒く感じることがあります。これは「冷輻射」によるものです。暖房しているとき、天井付近は暖かいのに足元がヒエビエすることがあります。これはお部屋の空気が冷たい窓ガラスで冷やされて降下する「コールドドラフト現象」によるものです。セキュオペアは、このような不快な現象を和らげ、お部屋を暖かく保ちます。